ストレッチでO脚は直せるの? O脚の原因を知り、憧れの美脚を手に入れよう

タレントさんやモデルさんのようなまっすぐ伸びた美脚って憧れちゃいますよね。

ところが、日本人に特に多いと言われている、大きな悩みの一つに「O脚」というものがあります。

親譲りの遺伝だから、私の骨格だから仕方がないと諦めている方も多いようですが、O脚の原因は体を支える足指に原因があるということは、あまり知られていません。

ここでは、O脚の原因や直し方、O脚を改善するためのストレッチをご紹介していきますので、ぜひ、最後までお読みくださいね。

O脚って具体的にどのような状態なのでしょうか?

O脚とは、上の中央の図のように、直立した際、左右の膝の内側がくっつかず、間が開いている状態のことを言います。

内反膝(ないはんしつ)とも呼ばれていますが、具体的には、膝と膝の間に、指2本分(約3cm)の隙間ができている状態です。

アルファベットの「O(オー)」のように見えるため、O脚と呼ばれていますが、そのせいで「下半身が太く見える」、「ガニ股に見える」、「膝に痛みが出やすい」、などの悩みを伴うことが多いです。

O脚には、「構造的O脚」と、「機能的O脚」の2種類があり、構造的O脚は、生まれつきの骨格由来のため、専門的な治療が必要となります。

しかし、機能的O脚は、ガニ股歩きや姿勢の悪さ、筋力の低下などが原因のため、正しい歩き方やストレッチによって改善するようです。

O脚の原因は足指の使い方にあった

日本人に特に多いと言われているO脚。

その原因は、足指の使い方と骨盤周りにあると考えられています。

O脚は遺伝も多少は影響しますが、体が無意識にバランス調整した結果として起きています。

多くの場合、体のバランスが悪く、重心が外側に倒れることによって、すねの骨が外側に引っ張られてしまい、O脚になるという仕組みです。

人間も、建物同様、基礎や骨組みが崩れていては、真っ直ぐ立つことはできないですよね?

具体的に足元で言うと「小指」、骨盤周りで言うと「お尻」と「内腿」の筋肉が弱体化したことがバランスを崩す原因として考えられます。

・【O脚になる原因①】足の小指が使えていないから

O脚の原因として、足指の変形による内反小趾(ないはんしょうし)、もしくは小指の機能不全による回外足(かいがいそく)が挙げられます。

小指は、体重の重みで足が外に倒れないようにするための、ストッパーの役割がありますが、小指が機能していないと、体重が足の外側にかかるため、膝が開いてしまいO脚になります。

・【O脚になる原因②】足の筋力低下

足の筋力低下が引き起こす、外反足(がいはんそく)もO脚の原因の一つになります。

これは、足の筋力低下が原因で、かかとの骨を真っ直ぐに保つことができなくなり、足が外に倒れて、膝下の骨が外側に弯曲(わんきょく)するものです。

そもそもなんで足の小指が使えていないの?

ところで、普段の日常生活を送るにあたり、足の小指を意識されていますか?

小さくて弱い足の小指ですから、ちょっとした力加減で良くも悪くも変化してしまいます。

まずは日常生活に潜むO脚の悪化原因をとり除くことが大切なのです。

ではどうしたら良いのか?O脚の直し方を見ていきましょう。

あなたの足に合う靴を履いていますか?

足指がインソールからはみ出ていませんか?

O脚」の原因としてまず最初に疑うのは毎日履いている靴です。

サイズや履き方だけでなく、どのような靴を履いているのかが重要なポイントになります。

O脚でお悩みの方の多くが、実際のサイズより小さめの靴を履いていらっしゃいます。

その結果として、小指が靴に圧迫され内反小趾を起こしてしまい、ストッパー機能が低下することにより「O脚」になってしまうという悲劇が起きてしまいます。

着圧のきついストッキングや筒状靴下にも注意が必要

チューブソックスや、ストッキングの中でも、足指は変形していきます。

小趾は、小さくて弱い足指ですから、着圧のきついストッキングで足指を包んだ場合には、母趾の方向(内側)へ容易に曲がってしまいます。

実は、靴よりも履いている時間が長い事もあり、ストッキングや靴下によって内反小趾をおこしている場合があるのです。

痛みがあまり無いことも原因で、知らず知らずの内に内反小趾を起こしてしまい、小指が使えていないという状況が生じてしまいます。

姿勢と歩き方の問題!

歩行姿勢をチェックしてみましょう。

靴や靴下類の問題以外では、立ち姿勢、歩き方も原因となります。

猫背や反り腰というような直立時の姿勢や、がに股や内股というような歩き方から、足指の問題を起こしている方がいらっしゃいます。

特にここ最近では、ネットショッピングや、在宅勤務をされる方が増えた事もあり、大きなウィンドウや鏡でご自身の姿を見る機会が減ってしまったことも原因かもしれませんね。

たまには、ご自身の歩行姿勢も客観視してみましょう。

O脚解消のストレッチをご紹介!

日常的に足のストレッチを継続して行うことが美脚への近道です。

足指の機能を回復させるストレッチ&トレーニングで、足の機能が充分発揮できるようになれば、足のトラブルを予防し、バランスのとれた美しい歩き方ができるようになります。

簡単に取り組めるストレッチを2つご紹介しますので、ぜひトライしてみてください。

O脚解消ストレッチ①】足指の筋力アップにもなる足指じゃんけん

裸足になって床か椅子に座ります。上図のように足指でじゃんけんをします。

・グー

5本の足指の全てに力を入れて、ギュッと握ります。

・チョキ

親指だけを上に立てるように上げます。

・パー

すべての足指をできるだけ大きく広げます。

O脚解消ストレッチ②】11回ゆるゆる屈折トレーニング

 

1・足を肩幅に開き、つま先と膝を同じ方向に向けて立ちます。肩の力は抜き、両腕はぶらんと下げたままリラックスしましょう。

2・脚の筋肉を緩めて、ふーっと息を吐きながら腰を(少し沈む程度)落とします。

この時、膝が内側に入らないようつま先の方向に向けたままにする

ひざはつま先より前に出ない様にしましょう。

3・息を吸いながら膝を伸ばす

4・終始、足指で地面を掴むように力を入れられるとなお良いです

これをリズミカルに繰り返し、11回、23分行うと良いでしょう

 

まとめ

O脚の直し方として、普段から歩行姿勢を意識しましょう

・足の小指が体のストッパーだということを意識する

・足の筋力は日々鍛えておくことがO脚の直し方に直結します

・足に合った靴を履くこと

・足の指が動くように毎日ストレッチする事

足指ストレッチを行い、歩き方を正しく直し、足裏の筋力をアップすることで、足指の変形を予防&改善することが、O脚を直す近道と言えます。

日々の小さな努力次第で憧れの美脚が手に入るかもしれません。

ぜひ、今日から習慣にされることをお勧めします。

 

 ■船戸川 宏行
代表取締役 :株式会社ドクターエル

株式会社ドクターエルの経営者。自身が開発者でもある。生体力学(バイオメカニクス)を応用した、身体の骨格を整えることで自然治癒力を高める商品開発をコンセプトとし、これまでに数多くの商品
を世に送り出している。
過去にTV番組出演や、DeNA、第一生命大手といった会社で講演会を行った経験がある。