【枕の高さが合わない!】困った時の対処方法について
いつもの枕と違うとき、体に合わないのが気になって眠れないという経験はありませんか?
行く先々に毎回枕を持ち歩くのも大変ですよね。
でも一日の疲れを癒すための睡眠時に良い枕は必需品です。
そんな時、自分で枕の高さを簡単に調整出来たら良いと思いませんか?
自身の身体にフィットする、正しい枕の調整方法を知っていれば、今お使いの枕でも、違う枕でも快適に眠れるようになるかもしれませんよね。
そこで!今回は、自分でもできる枕の高さ調整方法について解説していきますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
枕の高さが合わない!それはどんな枕なのでしょうか?
枕と言っても、物によって様々な中素材が使われていますが、大きく分けると2種類に分類されます。
一つは独立系の素材で、パイプ、フェザー、綿、そば殻、ウールといった個々が独立しているものを中素材に使っている枕です。
二つ目は、低反発ウレタンや高反発ウレタンなどの、熱成形により一体型の形状をなす素材の枕です。
まずは、この2種類の素材を使った枕の高さ調整方法について解説していきます。
独立型の素材(パイプ、フェザー、綿、そば殻、ウール他)
独立型の素材とは、上の写真のような一つ一つが独立している素材で出来ています。
最近は、取り出し口が付いており、枕の高さを簡単に調整できるものも増えてきました。
しかし、簡単に高さ調整できるデメリットとして、『何度も素材の出し入れをしていたら、標準量がわからなくなってしまった』という失敗談もありますので、枕の高さ調整をする際には、素材に合わせ計量カップやスケールを使う事をお勧めします。
独立型の素材を使った枕の調整方法について
●枕が高く合わないと感じる場合
- 計量カップ1/2杯分(100cc)、もしくは1杯分(200cc)を調整口から取り出す。※フェザーやウールなど、密度が少ない素材は手づかみ一回分などの計量方法でもOKです。
- 調整をした時点で1回試し寝をしてみます。※ここ重要ポイントです!
- まだ高く感じるようであれば、もう一度①と②を行います。
●枕が低く合わないと感じる場合
- 計量カップ1/2杯分(100cc)、もしくは1杯分(200cc)を調整口から足します。※高くて合わないと感じた場合同様、フェザーやウールなど、密度が少ない素材は手づかみ一回分などの計量方法でOKです。
- 調整をした時点で1回試し寝をしてみます。※ここ重要ポイントです!
- まだ低く合わないようであれば、もう一度①と②を行います。
この枕の高さ調整方法のポイントは、少しずつ出し入れして試し寝をすることです。
一度に多くの中素材を入れてしまうと、急に首の圧迫感が増えたり、どれだけ足したのかがわからなくなってしまいます。
少量を試しながら出し入れすることで、ご自身の身体に適切な高さが見つかりやすくなるのです。また、パイプやフェザーなどの素材は、長年愛用することにより、素材がヘタってしまう為、枕の高さは徐々に合わないものになってしまいます。
枕の高さが合わないなと感じたら、上記の方法で枕の中素材を足してあげましょう。
増量する素材は、購入時に商品に付属されているものもありますが、お手元にない場合はメーカーに問い合わせてみましょう。
一体成形素材(ウレタン系)を使った枕の調整方法について
ウレタン枕にも低反発や高反発などの種類はありますが、その中でも低反発ウレタン枕は、ふんわりとした独特の感触が気持ちよく、ご愛用されている方も多いかと思います。
ウレタン枕は一体成形素材に分類されますが、独立型の素材とは大きく違い、素材としてすでに形が出来上がっているということです。
高さ調整が簡単な独立型素材と違い、高さが合わない場合でも、中素材を増減量することはできません。
一体成形素材(ウレタン系)枕の高さ調整方法について
- バスタオルを用意し、高くしたい分だけ好みの厚みに折りたたみます。
- 折ったバスタオルの上に枕を乗せて使います。
低反発ウレタン枕を低くすることはできませんが、低反発ウレタン枕の素材の特長が、柔らかく、潰れやすい性質なので、高くて合わないと感じることはほとんどないでしょう。
枕の高さが合わないデメリットは他に何があるの?
枕の高さが自身に合っていない事のデメリットとして、肩こりや頭痛を引き起こす原因となる場合があります。
枕が低すぎる事のデメリット
▼2つのチェックポイント
- 枕に頭を乗せた時に、首と枕の間に空間がある
- アゴが上がっているような感じがある
このような状態だと、枕が低すぎるかもしれません。低すぎる枕だと首を支えることが出来ません。
また、睡眠中の寝返りで横向きになった際に、首の筋が伸びすぎてしまうことが原因で、寝違いを起こす可能性も出てしまいます。
枕が高すぎる事のデメリット▼2つのチェックポイント
- 枕に頭を乗せた際に、首に圧迫感を感じる
- 頭が上がりすぎてアゴが引かれすぎている感じがする
このような状態だと、枕が高すぎて合わないかもしれません。高すぎる枕を使い続ける事で、首が圧迫され、血流が滞ってしまったり、首周りの筋肉に負担がかかってしまうのです。
これにより肩こりや首の痛み、頭痛に悩まされる原因となってしまいます。
自分にちょうど良い枕の高さを知ろう!
寝ている時のちょうどよい枕の高さとは、上の画像のように、アゴを軽く引いた首の角度を維持できる高さだと言われています。
したがって、理想の枕の高さとは、この空間を埋められる高さだということ分かりましたね。
枕の高さは寝姿勢に合わせて変えられるのが理想的
ここまで解説してきたことは、主に仰向け寝の場合についてですが、寝返りを打った際の、横向き寝での高さにも気をつける必要があります。
仰向け寝での高さは・・・
アゴを軽く引いた首の角度を維持できる高さ(直立時のアゴを少し引いた正しい姿勢)
横向き寝での高さは・・・
見るべきポイントは、肩幅ではなく、「肩の厚みと同じ高さ」が理想の高さの目安となります。そのため、仰向け寝の時よりも高くなります。
いかがでしたか?
実は、枕の高さはとても重要なポイントだということが、ご理解いただけたのではないでしょうか?
一見、難しそうに思える枕の高さ調整ですが『なんだか最近枕が合わなくなってきたかも?』と感じたら、中素材がヘタっていないかチェックしてみてくださいね。
また弊社で研究開発した「ねるぐ」もご自身で簡単に中素材の量を調整することが可能なおススメ枕です。
テレビや雑誌などのメディアでも多数紹介されました。
メディア掲載のねるぐ紹介は以下のページでご確認ください。