気になる下半身太り。実はそれ自覚症状が出ない「浮き指」が原因なのかもしれません。浮き指のセルフチェック&ひどい冷えやむくみの改善と下半身太りに効果的なトレーニングを解説します!
日頃、ダイエットや様々な美容法を試しているのに、下半身太りで足だけが痩せないと悩んでいる方、実はかなり多くいらっしゃいます。
ふくらはぎのひどい冷えやむくみが原因で下半身太り状態になってしまい、ブーツや、スキニーパンツなどのお洒落を諦めてしまってはいませんか?
実はあまり知られていないのですが、「浮き指」が下半身太りの原因だったりするのです。
特に最近では、女性の3人に1人、男性の2人に1人が浮き指になっていると言われています。
ここでは、下半身太りの原因と考えられている、浮き指についてのセルフチェックと効果的なトレーニングについて解説していきますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
浮き指が引き起こす下半身太りの原因とそのメカニズム
浮き指の原因として考えられることはいくつかありますが、そもそも幼児期からの生活習慣の影響が大きく、歩く習慣が少ない事や、足に合わない靴を履いていたという場合、浮き指や指上げ歩行になってしまう可能性が高いと言われています。特に、足のサイズより大きめの靴を履いていると、歩行のたびに足が靴の中で前方に滑って、つま先が靴の内側に強く当たってしまうことで、親指が反る状態の浮き指になってしまいます。
また、パンプス・サンダル・スリッパのような脱げやすい靴を履くことで、足指を丸める、反らすが習慣化してしまうことも原因と言われています。
浮き指だと、姿勢が崩れ、歩行や直立の際に、しっかりと踏ん張れません。
かかと、足指の付け根、足指が接地した三点で歩行ができていれば、足裏全体とひざ下だけで体重を支えるので、歩行の度に発生する衝撃と、ねじれを吸収無害化することができます。
しかし、浮き指だと、重心がかかとに移動し、かかとと指の付け根の二点歩行になるため、左右差も起こり、足裏がグラグラと不安定になります。
その不安定さをカバーするため、太ももやお尻などの大きな筋肉が発達したり、ふくらはぎや脛に余計な力が入ってパンパンに張った状態になることで、血液の循環が悪くなり、ひどい冷えやむくみの原因となり、下半身太りが加速していきます。
更に一度付いてしまった筋肉は、疲労しないよう脂肪を蓄え始めます。
それにより、脚はどんどん固く、太くなっていくという負のスパイラルに突入するという、ひどい仕組みが出来上がります。
今すぐ確かめられる浮き指のチェック方法
ここまでのところで、なんだか思い当たるような気になることはありましたか?それでは、ご自身の足指が浮き指なのかを実際にチェックしてみましょう。
浮き指のチェック方法その①
図参考 https://toyokeizai.net/articles/-/155214?page=2
①上の図のように、力を抜いた状態で限界まで押した時、親指が足の甲側に90度以上反ってしまっていませんか?。
②足指のつけ根部分の皮膚が固く厚くなったり、タコができていませんか?
※浮き指の足は、足指を上に浮かせている(反っている)ために、足指を上に曲げるのが得意で、足指が上に90度以上曲がるようになります。
浮き指のチェック方法その②
①事前にどなたかお手伝いをお願いしておく事
②靴やスリッパ等は脱いだ状態で、リビングなどの平らな床で真っ直ぐに立ち、顔は前方に向ける。
③下敷きやクリアファイルなどの薄い板状のものを、お手伝いの方に足の指の下に差し込んでもらう。
スッと足指の下に入っていくようなら浮き指の可能性が高いです。
浮き指の状態を長期間放置していると、ひどい冷えやむくみが原因の下半身太りになるだけでなく、姿勢も悪化していきますので、何とかしたいですね。ここからは浮き指の予防と改善に効果的なトレーニングをいくつかご紹介していきます。
両足つま先立ち体操
① 両足のかかとを合わせて立つ。つま先は広げて逆ハの字になるようにする
② おしりの筋肉を内側にキュッと締める
③同時に左右の肩甲骨を内側に寄せる
④ ②③の状態をキープしたまま、両足のかかとを離さずにつま先立ちする。この時に足指で地面を掴むように意識する
⑤ つま先立ちしたら、1~2秒静止し、それからゆっくりとかかとを下ろして着地する
⑥ これを30回繰り返す
POINT
・ふらつくときは壁に手をついても結構ですが、できるだけ壁に手をつかないで行ってください。
・かかとの内側をつけたままでつま先立ちが上手くできない場合は、初めのうちは付けなくても構いません。徐々につけるようにしてください。
つま先立ちエアー縄跳び体操
縄跳びは、非常に多くの筋肉を使う全身運動です。数分跳び続けるだけで全身の筋肉が効果的に鍛えられ、カロリーも効果的に消費されます。このエクササイズでは縄は持たず、つま先立ちで跳びます。
① 両肩甲骨を背骨に寄せ、縄を持っていると仮想して肘を90度くらいに曲げて立つ
② 膝はなるべく伸ばしたままで、つま先立ちで軽く跳び続ける。この時、高く跳ばなくてもOKです。縄跳びをしている感覚で手首を回しましょう。
③ 余裕があったら、ジャンプすると同時に腕を上げたり下げたりすると更に効果的です。
④ 1回3分を目安に行いましょう。
メリット
・つま先立ちで跳び続けるので、足指が鍛えられる
・ふくらはぎの筋肉も鍛えられ引き締まる
・血流アップにもつながるので、ひどいむくみや冷えも改善される
・有酸素運動なので、脂肪が燃焼されダイエット効果もある・心肺機能が向上する・体幹が鍛えられ、姿勢が良くなる
・縄を使わないため家の中で行うことができ、天候にも左右されず続けられる
・跳ぶとき腕を上げ下げすると全身運動になり、より多くの筋肉を使うことができる
足ゆび元気くんを使ったトレーニングのご紹介
足指の筋肉を回復させるために生まれた「足ゆび元気くん」を使ったトレーニングもお勧めです。
足ゆび元気くんを使ったトレーニングは、日々忙しく、ご自身の身体のケアをする時間が取れない方には特におススメです。ひどい冷えとむくみの原因をお風呂の中で温まりながらゆっくり解放しましょう。もちろんお風呂上がりのリラックスタイムにも、下半身太り撃退トレーニングとして効果的!
いつでも手軽にできるので、日々の習慣にしていただき、ひどい冷えやむくみ、下半身太りの悩みなんて、その日のうちに取り払ってしまいましょう。
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浮き指と下半身太りの関係性についてまとめると
・足に合わない靴は下半身太りの原因を作ります・スリッパのような脱げやすい靴はなるべく避けましょう
・浮き指だと姿勢に悪影響し、余計な力がかかるため、下半身太りの原因になります
・浮き指⇒脚が固くなる⇒下半身太りという負のスパイラルになる
・浮き指もひどい下半身太りもトレーニングで改善されます
・浮き指による下半身太りを改善するには、足裏全体にバランス良く体重を乗せて歩くこと
・歩幅は小さく、より多く足を動かし、足の指やふくらはぎの筋肉をしっかり使うこと
・普段はいつもの歩幅で、膝をしっかりと使う事も冷えとむくみの予防につながります
・散歩やウォーキング中は、小股で歩数を多くし、ゆりかごの足の運びを意識する事。
・ひどい冷えやむくみを取り去り、下半身太りの原因を作らないようにしていきましょう
・足の筋肉をバランス良く使いながら、浮き指と下半身太りを解消しましょう。
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■船戸川 宏行 株式会社ドクターエルの経営者。自身が開発者でもある。生体力学(バイオメカニクス)を応用した、身体の骨格を整えることで自然治癒力を高める商品開発をコンセプトとし、これまでに数多くの商品 |